人間関係

介護業界というと一般的に労働内容に対して福利厚生などの待遇が良くないというイメージを持っている人も少なくありません。実際に低賃金を理由に転職や離職を決断する人もいますが、介護業界全てがこれらに当てはまるわけではなく、待遇の良い大手と呼ばれる事業所も存在します。 こういった大手に転職をする時に注意するポイントの1つが人間関係です。前述したように転職の理由が収入に対しての不満による物である場合、その点ばかりを重視して転職先を決めてしまいがちですが、これは大きな落とし穴になります。 転職のように途中から入るケースでは、当然のことながらすでに出来上がっている職場の人間関係の中に入り込まなくてはいけません。作られた輪の中に1人で入っていく作業は社交的な性格の人でもある程度の時間と労力を必要とします。介護業界の離職理由の上位に人間関係があるように、仕事以上に難しい課題となるので転職をする時は収入だけでなくこの点も見極めなくてはいけません。 同様に途中からの入社になると自分よりの年下の人間が先輩となることもあります。転職において避けられない問題とはいえ、我慢を強いられることも多いので注意が必要です。 そのほかにも、会社自体の信頼性も重要なポイントになります。介護業界に限らず会社の規模の大きさ＝優良というわけではありません。中には過剰労働を強いるブラック企業も存在するので応募をする前に実際に働いている人の口コミや利用者の評判を確認することが大切です。